デュッセルドルフ


Sのうちに来てもうちょっと経った。
いろいろとやることもあったけど、前々からクリスマスはすき焼きをしようと二人で目論んでいたので、材料を買い出しにいく。
すき焼き用の肉や春菊はさすがにLinzでは手に入らないので、車を飛ばして懐かしきデュッセルドルフまで。
デュッセルドルフというところは全く外国ではなく、小さな日本だ。
外国に住みたいという人にはお勧めできない。
あとこの街には観光名所らしきものはほぼ一切無い。
観光客は隣のケルンには行っても、ここに立ち寄る事は少ないだろう。
ビミョーな街ではある。
そんなことをほざく自分も1年以上ここに住んでいた。
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まあでも商業都市としては結構すごいとこではあるんで、もちろんクリスマスの雰囲気作りもベルリンとはまた違って密な感じがした。(単純に狭いだけかも笑)
上の写真はSchadow Arkadenのクリスマスツリー。
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久しぶりのデュッセルだったけど、何にも変わってなくつまらなかった。
でもWeihnachtsmarktで見つけたReibkuchenにハマった。
写真を撮るのを忘れてたけど説明すると、ジャガイモをすり潰したのとタマネギのみじん切り、あとなんか特殊な小麦粉を混ぜ合わせて油で揚げたもの(多分)。
情けない事に今までこのLeibkuchenというものを知らず、もちろん食べたこともなかった。
他はろくなもの売ってないけど(笑)、これはシンプルでイケる。ヤバイ。

そんなこんなだったけど、目的のすき焼きの材料をその他もろもろを大洋食品で購入し、帰途に着く。
予定ではまた年末にデュッセル入りします。

Dr. Feelgood

2007年12月16日

というバンドをご存知だろうか。
めちゃくちゃかっこいいイギリスのパブロックの雄。
昔からファンなんだけど、実は映像をほとんど見たことがなかった。
一応ギタリストのウィルコ・ジョンソンのは最近のだけ見たことがあったけど。 んで、ひょんなことからYouTubeで発見。
もちろんオレは彼がいた頃のDr. Feelgoodが好きだ。 彼のいないFeelgoodなんて、大江のいないルースターズみたいなもの。
はじめて全盛期の映像を見た感想は、「ウィルコ、若ぇぇぇ!!!」でした。
変な動きは相変わらずって感じで、どうやったらあの弾き方でこんな音になるのかも相変わらず謎。
あー、でもかっこいい。時々ロックンロールって何ですか?なんて訊いてくるヤツがいるけど、これ見ろ。
このカッティングで踊れない人はどっか行ってください。

 

パーティー

知人に誘われてプライベート(?)なパーティーに。 この知人というのが、ドイツ人の夫を持つ自営業のKさん。
ドイツ人と結婚してる人は至って「つらそうな」人達が多い中、この夫婦はいつもいい感じだ。まあこれから辛くなるのかもしれんが(笑)。
去年この夫婦には長女ができたんだけど、この子がかわゆい。 ハーフだから?でもないと思うけど、へちゃむくれて感じの悪い日本人のクソガキとは違って愛らしい。でもナルシスト(笑)。

このGちゃんとはたまにお店に行くといるんでよく遊ぶんだけど、今日は友達を呼んでのクリスマスパーティー?だったようで、プレゼントをもらって上機嫌。彼女にとっては夜なべ同然の夜の9時に始まったが、人がいっぱい来たんでハイテンション。
パーティーは内輪だけだったけど、オレは知ってる人もおらずほとんどGと遊んでた。

最近は何か子持ちによく会うが、最近の親はガキを異常に甘やかす傾向があって、だいたいうっざーい子供だったりするけど、この子(親)がちゃんとしてるのにちょっと安心する。 ちなみに親が好き放題やらせてるガキを見ると、「こいつダメな大人になるんだろうな」などと思う。

うちの母親は現役の保母(今は保育士というらしい)だけど、最近の親は調子に乗っとる、と口癖のように愚痴ってる。 たしかに最近の親は子供を叱らない。 「何舐めたこと言っとんじゃ、ヴォケ」っていう感じはなくって、ガキの奴隷と化した親どもが、そのストレスを人に向けるシーンや話はよくある。 古き良き日本のお母さんはどこへ行っちゃったんでしょう?
なーんてそれほど深刻に考えてもいないんだけど(笑)。
でもここのGはまともないい子になりそう。でもナルシスト。

撮影はコニミノα7-Digital、50mm/F1.4にて。 このボケ味はたまらんですな。

あんこう

2007年12月10日

最近スーパーで冷凍の魚を買ってきて、解凍して刺身として食うのにハマってる。
ドイツは魚類が得意じゃないけど、これが結構いける。
もちろん大したものでもなくって「スーパーの特売品」の刺身パックの感じだけど、そこまで期待してなければそれでも構わない。
そんなこんなでメジャーなマグロ、鮭以外にも冷凍の魚を試してる。
そんでこの前買ったのが「アンコウ(Seeteufel)」。漢字は鮟鱇だそうです。
あんまり調理法も知らずポンと買っちゃったんだけど、解凍して切り身にしてるうちに、そのヌルヌル感や生臭さに引いてしまう。
「あー、これ刺身で食うのか」って思うと気持ち悪くなってきて、メジャーな調理法を至急ネットで調べてみると、やっぱりあんまり刺身で食うものではないらしい。
あんこうは主に「あんこう鍋」や「唐揚げ」がメジャーらしい。
刺身(ちなみにあんこうの刺身はポン酢で)で食べるのもあるが、新鮮で、ちゃんとした板前さんが調理したものならまだしも、こんな冷凍のヤツなんて食えたものではなさそうだった。
とういことで急遽唐揚げに変更。
小麦粉を引っ張りだしてきてまぶす。
フライパンに多めの油を引いて揚げ炒める。
食べてみるとこれが結構上手かった。
最初は塩をふって食べてたけど、白身魚なんでもの足りずマヨネーズをかけてみた。
ほんとならタルタルソースなんかがいいだろうけど、困った時のマヨネーズだ。
いけた。
あんこうはまだ余ってるから、誰か呼んで鍋にでもしよう。

ARAX

2007年11月27日

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以前にも書きましたが、EXAKTA66所持してる方は分かると思いますが、EXAKTAには前身のペンタコンシックスと同様、致命的と言ってもいい欠陥がいくつかあります。
それは、

1.設計上どうしても巻き上げにムラが出る(コマが重なる)。
2.ミラーアップ機能が存在しない(Mod3には一応あるが実用上無効)。
3.にも関わらず異常に値段が張る。

ということ。
2、3は百歩譲って我慢するとしても、1はかなりキツい(泣)。
この問題はドイツのバイヤーフォト(HPはこちら)にリストアをお願いすれば(もう一個EXAKTAが買えるくらいの値段になるが)解決する。
でも「それってアホっぽくない?」と思う方にお勧めなのがこのARAX(HPはこちら)のカメラ。
このカメラはウクライナのアーセナル製造の「KIEV60」の改造版。
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かつて東西時代ハッセルのイミテーションを製造していたキエフのアーセナルは、同様に東ドイツのペンタコンシックスもコピーしていました。それがKIEV60。
冷戦後、東のペンタコンシックスは旧西独のシュナイダー社が外装デザインだけを変えて生産を引き継ぎます。これがEXAKTA66(エクサクタ66)。
そういう経緯があり、このPentaconSix、KIEV60、EXAKTA66の三者はマウントが同じ(ペンタコンシックスマウント、P6マウントと呼ばれる)になっています。

さらにキエフでは近年アーセナルが全てのカメラ製造を終了。現在は残った在庫を各業者が改造販売しています。
その業者の一つである「ARAX」は当初問題の多かったキエフカメラを正常に稼働するように補正、改造、さらには元来なかった機能までも盛り込んで販売しています。

ロシアンカメラと言えば「安い、ショボイ」ですが、このカメラは少し違います。
あまりに安いんで買って試してみようと実際に購入したところ、使用結果は良好でした。
上に書いた1から3の問題は全て解消されています。
もちろん元が「KIEV60」なんで安っぽさは拭えず、しかも「ARAX」の名前自体とロゴが超ダサイですが、信頼性では完全にEXAKTAを超えます。
無論、KIEV60の頃の不具合も全て改良済みです。
あと何と言ってもコストパフォーマンスはハンパではないでしょう。
ファインダーもペンタコンシックスよりも視野率があり、明るく、安価なキエフのTTLファインダーが付けられるのはうれしいところです。(EXAKTAのTTLファインダーは死ぬほど高い)
あえて欠点を挙げるとすれば、

1.大きさがEXAKTAよりも気持ち大きい。
2.重量もEXAKTAよりも重い。
3.見た目がダサく、安っぽい。

このカメラは安っぽさにごまかされやすいですが、私見ではそれとは裏腹に欠点のない、よくできたカメラだと思います。
アーセナルがなんで元々このクオリティーで作らなかったのかが不思議です。
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