鎌倉&江ノ島

2012年5月 9日
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久しぶりに行ってきました、鎌倉&江ノ島。
職場の気の合う同僚たちで以前より計画してたんだけど、そのうち何人かがこの5月に異動になるとなって「卒業旅行」感がハンパなかったでした。

朝から車をみんなで借りて桜を撮りにいってきました。
結局まだ早すぎて桜は咲いてなかったけど、超楽しかった!!
また行こうぜ!

カメラのダンス

2009年12月23日

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引っ越してきて2ヶ月。たいして家も整理できないままに時間に追われる日々。
しかし、こんな一軒家にも掘り出し物が。そう、桐のタンスでございます!
桐のタンスはそもそも着物などを虫や多湿な日本の気候から守るために日本に古来からあるもので、これはもちろん何を保管するにも最高級の方法なのであります。
そしてもちろんカメラ保管にも適している。ああ、なんと素晴らしい。
新品を購入すればめっちゃ高いはずのこのタンスが、なんとただで転がって(?)た。
まあきっと着物が入ってたんだけど、カメラを入れようと引っ越してくる前からツバをつけておいたもの(笑)。
ありがたや、ありがたや。

EXAKTA66リストアレポート 2

2009年9月15日
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前回のレポートでは、baierfotoでリストアしたEXAKTA66のフィルム巻き上げおよびミラーアップ付二段シャッターの難しさについて書きました(以前の記事へ)が、前回の反省を含めて、さらなる試撮をしてきました。

前回巻き上げすぎたりしていたフィルムですが、今回は巻き上げモジュールに常に気を配って撮影してみました。
するとほぼ完璧なフィルム送りに成功しました。じゃーん!(それぐらい普通のカメラならできるはずなんですが笑)

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ただやっぱり最終的には手で巻きを調整してるんで、数ミリの誤差は出ます。でもコマだぶりもなく、コマ間はかなり均等になりました。きれいに12枚撮影できたどー。

カ・ン・ぺ・キ!_0015964.jpg
baierの巻き上げモジュールを見ていて気づいたのは、コマだぶりが生じるのはフィルムの始めの方みたいです。
5、6枚目からはモジュールなしでも比較的ちゃんと巻いとります。
ちなみにこのモジュールのせいかどうかは分からんですが、フィルム装填の際はフィルムがちゃんと張っているかどうか確認しておかないと、巻太りを起こします。

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ん〜、楽しいねえ。

 

フジ同時BL vs HCLデジタルプリント

2009年7月20日

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前回の続きでもあるんだけど、EXAKTA66試撮の際使ったフィルムの現像についてです。
エクター100を使用したのはすでに言ったけど、だからといってコダックの「エクター仕上げ」(以前の記事へ)に出すのは癪にさわるし、家にフィルムスキャナーもないので同時にプリントもしてみたかった。

そこでの選択肢として、白フチがオサレなフジフィルムの「同時BL」と堀内カラーの「現像+デジタルプリントL 全コマ各1」。
35mmならよくあるサービスサイズ「L」がブローニーフィルムなんで、「BL(ブローニーのLサイズ、フィルムサイズによって長辺をカットしたもの)」となる。
たとえば6x6で撮影されたものは、正方形でプリントされ、それに合わせて用紙も正方形にカットされている。
フジ、コダックはこのBLを採用してるけど、一方の堀内は35mm用のL判印画紙にそのままプリントするというシステムになっている。フィルムとの比率が合わなくて余白が出てもそのままで、カットはない。
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写真左がフジのBL、右がホリウチのDプリ

この2つのサービス、形式はともあれ、出してみたら結構色が違ってたんで面白かった。
フジは写真製品全般において「派手好き」で有名だけど、やっぱりその期待は裏切ることなく、ハイコントラストの派手めの色で仕上がってきた。
それに対して日本屈指の「プロラボ(最近疑わしいが)」のプリントはほとんど補正のかかってない柔らかい仕上がりだった。

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ホリウチ(右)の方がオレは好きな感じだったけど、BLじゃないのと値段がちょっとフジより高いのが残念。

同じようなサービスでもメーカーの色がはっきりと出てて面白かったんで、アップしてみました。

 

EXAKTA66 リストアレポート

2009年7月18日

以前の試撮からしばらく経ちましたが、現像上がってきました。
エクターの粒状性もあると思うけど、それよりXenotar 80mm/F2.8の描写力が光ってます。
ハッセルのPlaner(プラナー)を凌駕すると言われるXenotar。両方使ったことがあるけど、甲乙つけがたいです。個人的には、Xenotarの方が開放時のボケ方がふにゃふにゃ(と思われる)で好みっす。

何はともあれ、エクターについての細かい画質はもっとスキャンしたりして見てみないと分からないので、とりあえずEXAKTA66のリストアの結果です(以前の記事へ)。
結果から言うと、たしかにリストアの効果はありました。
Vielen Dank,Herr Baier!_0015932.jpg
ただ確かにコマだぶりはなくなったけど、今度は逆に巻きすぎてしまったコマも目立ち出しますた。
ちゃんと例のポッチンを見ながら撮影はしてたんだけど・・・。

反省点として、このバイヤーフォト(HPはこちら)の巻き上げ修正モジュールは、あくまで「コマだぶりがないことをチェックできる」機能であって、巻き上げそのものを制御するものではないということ。
この青いポッチンが出るまで巻き上げノブを戻さず巻き続けろってことだけど、青いポッチンが出たときが「コマだぶりがなくなった」事を示し、必要以上に巻いてしまった場合はそれだけコマの間の間隔が空いてしまう。つまりはストッパーがない分、巻こうと思えばどこまでも巻けてしまうってこと。
巻きすぎると当然その分コマを(未露光で)ロスしてしまい、本来12枚撮影できるはずが、それ以下になってきます。
適切にコマの間隔を保つためには、巻きながらこのポッチンが出てくるタイミングを正確に確認して、それ以上むやみに巻かないことが重要だと分かりました。結構感覚だなー、これ。

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ちなみにこのリストアの際に、ついででミラーアップ機能(半押しでミラーアップ、押し込むとシャッターが切れる機能、バイヤーフォトが上記の「巻き上げチェック」とともに提供してる目玉サービス)もお願いしておいたんだけど、こちらは絶好調です。シャッターを切るのが気持ちええです。
ただ難点というか、不安材料として言えるのは、半押しでミラーアップするとフィルムの巻き上げができる状態になってしまうこと。
要はミラーアップしただけの状態でシャッターを切ってなくても次のコマに送れてしまうので、ちゃんと最後まで押し込んで撮影したことを確認してからでないと、単なる未露光のコマができるだけになってしまう。ビミョー。

まあどちらの改良内容もバイヤーフォトのうたうとおりに仕上がっていて、こっちがちゃんと忘れず配慮すれば問題なく稼働するものでした。

フィルムの巻き上げについてはもっと根本的な解決が望まれるけど、これがどうやら難しいようです。以前にARAXカメラについても書きましたが、ARAXは基本的にKIEV66(キエフ60)をベースに改造を加えていて、完璧なコマ送り、ミラーアップ機能などで信頼の高さは圧倒的でした(ARAX関連の記事へ)。
このARAXの元となったキエフの面白いところが、そもそもペンタコンシックスのイミテーションだったはずなのに、フィルム巻き上げ機能は本家ペンタコンシックスを上回るということ。
確かにキエフのフィルム巻き上げは生産当時より問題視されてきたけど、実はリストア業者に言わせると、意外にもこれを正常に修正するのは、ちょっとしたコツさえあれば至って簡単だそうです。(→これがARAX)
それに対して本家のはずのペンタコンシックス(後継のEXAKTA66も)は設計上この修正がほぼ不可能らしい。
結果バイヤーフォトがやっている改造が苦肉の策だけどベストになるわけです。

何かはかないっすね、このカメラ。すごい微妙なバランスの上に存在できてる感じで、広島カープで言うと前田選手みたいです(何じゃそりゃ)。
いや、めっちゃ能力あるのに故障でなかなか本領を発揮できないってとこがね。でもだからこそ愛されるんだけど。
今のところ仕事で使うにはあまりに危険なカメラです(笑)が、しっかり使えるようにマスターしてあげたいものです。