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2009年7月10日

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pomera

2009年6月27日
_0011848.jpgPomera(ポメラ)ってご存知でしょうか?最近テレビCMでやってるあれです。・・・買っちゃいました(笑)。

公式サイトはこちら


「おいおい、なに下んねえもん買ってんだヴォケ」なんていうお叱りの声もあるでしょうが、これはホントに素晴らしいアイテムです。

CMでもあるように、このコはメールもネットもその他パソコン的もしくはケータイ的便利機能は一切ない、ただただテキストだけを入力できる電子メモ帳。
正直「小さいパソコン買えばいいじゃん」と思うだろうけど、もしそんなにいろいろ機能は要らないし、値段が高いのもイラつくっていう場合にこんなにいいものはない。
働く人にとって書類やメールやブログの記事を作成する場合に何が面倒って、テキストを書くこと。

そんな人達はパソコンを開いてもほとんど文字を打つのに時間がとられる訳で、まさにこれは天の救いです。

時間のかかるテキスト入力は時間のある時に前もって打っておき、パソコンではこれで書いたものを編集や推敲するだけという状況を作り出せる。

オレもよく通勤電車の中で、思いついたことをメモっておきたいと思うことがよくあるんだけど、手元にあるのはケータイくらいで、もしケータイでこういうメモを打つにしても、そのためにはケータイのボタンはあまりに使いにくい(オレが打つの遅いだけ?笑)。

「あー、パソコンのキーボードだったらもっとサクサク打てるのに。」そんなおいらにピタリ。
首ったけ〜。


この製造元のKING JIMさんはラベルメーカー「テプラ」のメーカーとして知られているように、何かと特化した製品を世に送り出していて、その潔さがかなり気持ちええです。
ラベルだって「パソコンとプリンターがあればいいじゃん。」って思うけど、PC機器って場所もとるし高価。テプラ発売当時はまだそれほどPCも普及してなかったせいもあって企業なんかにバカ売れ。

着眼点と潔さがこの会社のいいところではないんでしょうか。
贅肉をそぎ落とした感じがいいんではないんでしょうか。

腹切勝負苑

2009年6月26日
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いよいよ梅雨到来じゃが、梅雨の時季は同時にアジサイの季節でもあり、カタツムリの季節でもあり、勝負の季節でもある。
何の勝負かって、言わずとも知れた腹切でございます。

詳細は「葛飾おでかけガイド」で>

近場であることもあって、前々からその名前が気になってたんで、、去年気まぐれに行ってみたけど、時期が完全に外れていて、眼前に広がっていたのは乾いた沼だった。

今回はそのリベンジも含めて散歩がてらに行ってみた。
駅を降りると街一帯が、「葛飾勝負祭り」と銘打って、ゆるーいお祭りモード。
お祭りといっても、ゆるいので街の飾りが並ぶ割に、屋台だとかイベントだとかいった雰囲気じゃあない。

駅からの案内に沿って歩いて行ってみると、ついに到着、腹切勝負苑。
でもそこにあったのは完全に飼い慣らされた、全国各地から集まった膨大の種類の勝負と、観光客らしき老人たちと、ジャージ姿で写生をする一学年分の中学生たちだった。

ここまでお膳立てされてしまうと、逆に引いてしまう。
名札をつけられて、きれいな体裁で規則正しく沼地に並ぶ勝負たちはなにも訴えてこない気がした。
ちょっと想像すれば分かったんだけど、ここは何のせめぎあいもない、老人と子供たちの他愛もない場所。
オレにはあまりに平和すぎた(笑)。
全部を見て回ったあとで、悲しくもまた来ようとは思わなかった。
唯一の救いはこの日がいい天気だったことだった。orz

ブローニー版 Ektar100

2009年5月18日

そういえば以前に書いたコダックのフィルム「Ektar100」ですが、ブローニーが発売になりましたね(プレスリリースはこちら)。すばらしい。わかってるねえ、コダック。
基本「中判以下は撮らない」主義なオレにはうれしいことです。

コダック的にはフジの「REALA(リアラ、公式製品サイトはこちら)」に対抗する商品がなかったらしく、今回の発売に踏み切ったみたいだけど、そもそもリアラってそんなに人気あんの?
確かにリアラはブローニー(135もあるけど)のカラーネガで感度100の微粒状性で定評があるけど、色的には完全に青に寄る。

プロのカメラマンでこれを使ってる人をあんまり見た事がない(もちろんプロはネガじゃなくポジが主流)。フジ側としても当初から「ハイアマチュア向け」としてはいるものの、よく分からんフィルム。
そのリアラの対抗馬として今回発売されたエクターだけど、やはり「ハイアマチュア向け」という事らしい。
色はやはりコダックだけに暖色に寄るんかな?だったらぜひ使ってみたいっすね。「世界最微粒状性」だし。
ただリアラとの大きな違いは、このエクターのすごいところでもあるけど、スキャニングを予め想定し設計されているところ。

で、値段は世界最微粒状性なのに、同社の上位フィルム「Portra(ポートラ、感度は160〜)」より安い。噂によればポートラが高いのは、コダックがポートラの開発に相当の資金を投入したかららしいが、今回のエクターでその技術の円熟を感じさせてほしいものです。

Losing by Cherry

2009年4月23日

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7年ぶりに花見に行ってきました。
本来なら風情ある行事だけど、連日のニュースは首都圏のお花見スポットがいかに混んでいるかの情報ばかり。
実際人口の割に緑や公園が少ないんで、お花見なんてなると人でごった返し、風情なんてどこ吹く風。
特にみんなが行くところに行きたくないオレは「ああ、これだから東京は」なんて思って結局最後まで迷ったけど、あんまり頑張らずサラッと行ってみました。
丁度スーパーイコンタが手に入ったんで、その試撮も兼ねて。
ちょっと調べてはみたけど、オレ的に一番最低なのは上野公園。桜では都内で最も有名で、最もゲロと酔っぱらいと学生が多い。まあ正直こんなとこは冗談ではない(笑)。
新宿御苑はビミョーっぽく、近場でまとも(?)と思われた隅田公園ヘ行ってみる事にしました。

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何でもアンチなおいらは日本の花見はどうも好かないところがあって、本来あんまり自発的に行こうとは思わない方だ。
「桜が綺麗」なんて「ライカはいいカメラ」くらい当然で、今更何をと思ってしまう。
でもまあいい。いちいちいろいろ考えてもね。
ちなみに隅田公園の最寄りは浅草で、お花茶屋からは関屋まで出て東武線乗り換えで浅草まで行ける。
駅から隅田川の河畔までは目と鼻の先で、降りて歩くとすぐ桜が見え出す。








この日はエライいい天気だった。光が眩しい。日本の春の日差しってこんなに眩しかったっけ?
あふれる光。ドイツにはなかったデフューザーをかけたような膨大な光量。桜が見えてくる。
違和感もなくこれといった感動もない。「あー、桜だねえ」ってそのままなコメント。
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ぼちぼちイコンタをぱかりと開けてぶらぶら撮影する。
このカメラは開いてみるとその大きさに毎回ぎょっとする。それくらい畳んだ状態がコンパクト。
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フィルムカウンターは赤窓式で、フィルムの裏面にある数字を赤い窓から見ながらフィルムを送っていく。
赤いのはこのカメラの発売当初ほぼモノクロフィルムしか市場に出回ってなかったせいで、モノクロはパンクロマティックだから。
しかも当時のフィルムは感度が今のような200だとか400ではなく、50でも超高感度だったはず。
ISO5とか10が普通だった時代のカメラなんで、購入時にもカメラやの店主から「あまり高感度のものは使わないように」とのことだった。
だってカメラの背中に穴があいてるんすよ?
ブローニーがいくら遮光紙で保護されてても、正直ちょっと怖い。

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あとこのカメラは距離計とファインダーが別にあるのも面白い。
まず距離計でピント合わせ。それから構図を決めるためにファインダーをのぞく。
それからシャッターチャージャーを押し上げ、それでやっとシャッターが切れる。カシャン。
レンズシャッターの可愛い音がする。
マキナも持ってるがあれは「パシュンッ」とか「キシュッ」ていう。
あー、いいわ、これ。

でも周りを見渡すとデジイチをぶら下げた花見客がゴロゴロ。
超ベタな撮影スポットで、こんなとこでこんなもん撮ってていいんかなーなどとも思ったりする。

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そんな中コンビニで買ったとろろそばでお昼。あー完全に花見だ(当たり前)。
酒は飲まないけど、いいもんですな。
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ドイツでは桜が少なくってできないから花見に憧れてたけど、日本に帰ると当然のように桜がある。
オレは一人でドイツの変な桜を見に行くのが好きだったけど、ここではみんなバカの一つ覚えみたいに花見に行く。
きっとそれでいいんだろう。
オレもそのうちこの桜に負けるんだろう。
負けるのもいいのかも知れない。








帰りに浅草ついでに仲見世までいってみた。
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