明けましておめでとうございます。
遅ればせながら、あけおめです。
今年もよろしくお願いします。
なぜかオレはまたクリスマスに散髪に行った。
クリスマスは散髪の気分にさせられるのかも知れない。
さっぱりしたい気分にさせられるのかも知れない。
クリスマスはファミレスで、そうでもない大人食い(笑)。
サンタクロースは死んだけど鈴は鳴る。
七面鳥はいないけど、RUN CHICKEN CARNIVAL。らんちき騒ぎ。
いや、そうでもねぇな。ひたすら平らげる。ペロリ
メリークリスマース!
引っ越してきて2ヶ月。たいして家も整理できないままに時間に追われる日々。
しかし、こんな一軒家にも掘り出し物が。そう、桐のタンスでございます!
桐のタンスはそもそも着物などを虫や多湿な日本の気候から守るために日本に古来からあるもので、これはもちろん何を保管するにも最高級の方法なのであります。
そしてもちろんカメラ保管にも適している。ああ、なんと素晴らしい。
新品を購入すればめっちゃ高いはずのこのタンスが、なんとただで転がって(?)た。
まあきっと着物が入ってたんだけど、カメラを入れようと引っ越してくる前からツバをつけておいたもの(笑)。
ありがたや、ありがたや。
ドイツからはるばるやって来たジモン君と2回目のセッション(死語)は、あとから合流するキャバ嬢Rに合わせて横浜になった。
ヤツは典型的な観光地を嫌い、なぜかすでに富士山の周りを車でドライブ済みで、東京もさんざん歩き回っていた。
しかもこの時「毎日何食ってんの?」って訊いたら、「吉野家の牛丼。」なんていうほど(笑)。相当日本漬け。
おもてなしイベントを考えるのも結構難しくて、あーでもないこーでもないと考えたあげく、情けないけど結局特に計画は出てこなかった。
そうこうするうちにジモンとの待ち合わせの時間が来てしまう。
最初は我が新天地、川崎で待ち合わせることにしてたんで、駅で待ち合わせ。
それからヤツがどうしても見たいというので、まだ整理もちゃんとできてない我が家を見学。
記念すべきうちの公開第一号はなんとドイツ人。
築40年は経つだろうこの木造平屋の一軒家は、彼には小さすぎたらしく鴨居が頭にかかってた。
でも「結構広いね」と好印象だった。
それはそれと横浜に向かうことにした。
横浜に着いてはみたものの、これといって計画もないオレとSとジモンの3人。
とりあえずもう日は暮れてたんで、夜景が綺麗かなとみなとみらいの辺をうろついてみる。
そのあいだヤツは「いかに吉野家の牛丼がすばらしいか」を熱弁し続けた(笑)。
しかも吉野家、松屋、すき屋の味の違いも理解してた。こいつ大丈夫か?
まあそれはともかく、ベタベタだけどみなとみらいなんで観覧車なんて乗ってみましたー(笑)。
そのあとまた周辺をうろついてるとRからメールが来た。
キャバ嬢はこの日も出勤だったんで、仕事終わりに駆けつけてくれる予定だった。
いろいろSと話してるうちに結局晩飯に4人であこがれのしゃぶしゃぶに行くことになった。
嗚呼、しゃぶしゃぶ。何という甘美な響き(笑)。
しゃぶしゃぶにはまだ時間があったんで、飲み屋で時間を潰した。
そこでは、ちょっと試しに銀杏ともずく酢をドイツ人に与えてみる。
「Ginkosfruchte(Ginkoがイチョウの意)」は気に入ったみたいだったけど、もずく酢は「Uh, schleimig! und fischig.(うう、ネバネバして魚臭い)」だそうで苦手のよう。
この国では今度は彼がオレのVersuchskarninchen(実験用モルモット)になる(笑)。いや〜、愉快。
そのあとキャバ嬢Rもやってきたところで、いざ出陣の時!
楽しいときも束の間で、みんなそろって帰路へ。
ちなみにキャバ嬢Rはこの年末年始でまたドイツへ旅行に出かけるらしい。
なんとドイツ時代の親友、ジモン君がご来日でございます。
UdK(ベルリン芸術大学)の同期で、大学生活のほとんどを彼と過ごしたと言っても過言ではないでしょう。
今回はヤツのガールフレンドが中国で研修中のため、コバンザメのようについて来てみたはいいものの、全く中国に興味のない彼は、以前から計画していた日本での撮影を敢行しようとやって来ているわけ。
今回撮影しているシリーズは、以前から他の都市でもやっている、簡単に言うと「浮浪者」シリーズ。
夜誰も出歩かない市街地で、どのように浮浪者たちが過ごしているのか、どこに潜んでいるのかを撮影している。出来上がった写真は何の変哲もない夜の風景に見える。でもその画面中には必ず最低でも1人浮浪者が潜んでいる。ときにそれは画面上の死角に入っていたりして、「ここにいるんだよ」と説明を受けないと全く分からない。
誰しも、動物園で動物の入っているはずの檻の前で何がいるのか必死に目で探した経験があると思う。
このシリーズはまさにそういう類いのものだ。
興味のある方はこちら↓
www.simonmenner.com
まあそんな堅苦しい仕事の話はさておき、一緒に行ったのがチェーンの居酒屋。
ひさしぶりのドイツ語は意外なくらいサラッとでてきたけど、忘れてしまった事も多いと分かった。
帰国してわずか一年半しか経ってないのに、今思えばこの一年半は遠い昔に感じた。
ヤツは何も変わっていなかったし、オレもこれといって変わりない。
昔と同じテンションで、これといって特別な事もせず、いままでずっと顔を合わせているかのように喋ってた。
この坊主頭はもうしばらくいて、今月20日にはドイツに戻るらしい。
もうクリスマスだなあ。