なんとドイツ時代の親友、ジモン君がご来日でございます。
UdK(ベルリン芸術大学)の同期で、大学生活のほとんどを彼と過ごしたと言っても過言ではないでしょう。
今回はヤツのガールフレンドが中国で研修中のため、コバンザメのようについて来てみたはいいものの、全く中国に興味のない彼は、以前から計画していた日本での撮影を敢行しようとやって来ているわけ。
今回撮影しているシリーズは、以前から他の都市でもやっている、簡単に言うと「浮浪者」シリーズ。
夜誰も出歩かない市街地で、どのように浮浪者たちが過ごしているのか、どこに潜んでいるのかを撮影している。出来上がった写真は何の変哲もない夜の風景に見える。でもその画面中には必ず最低でも1人浮浪者が潜んでいる。ときにそれは画面上の死角に入っていたりして、「ここにいるんだよ」と説明を受けないと全く分からない。
誰しも、動物園で動物の入っているはずの檻の前で何がいるのか必死に目で探した経験があると思う。
このシリーズはまさにそういう類いのものだ。
興味のある方はこちら↓
www.simonmenner.com
まあそんな堅苦しい仕事の話はさておき、一緒に行ったのがチェーンの居酒屋。
ひさしぶりのドイツ語は意外なくらいサラッとでてきたけど、忘れてしまった事も多いと分かった。
帰国してわずか一年半しか経ってないのに、今思えばこの一年半は遠い昔に感じた。
ヤツは何も変わっていなかったし、オレもこれといって変わりない。
昔と同じテンションで、これといって特別な事もせず、いままでずっと顔を合わせているかのように喋ってた。
この坊主頭はもうしばらくいて、今月20日にはドイツに戻るらしい。
もうクリスマスだなあ。