ブローニー版 Ektar100

2009年5月18日

そういえば以前に書いたコダックのフィルム「Ektar100」ですが、ブローニーが発売になりましたね(プレスリリースはこちら)。すばらしい。わかってるねえ、コダック。
基本「中判以下は撮らない」主義なオレにはうれしいことです。

コダック的にはフジの「REALA(リアラ、公式製品サイトはこちら)」に対抗する商品がなかったらしく、今回の発売に踏み切ったみたいだけど、そもそもリアラってそんなに人気あんの?
確かにリアラはブローニー(135もあるけど)のカラーネガで感度100の微粒状性で定評があるけど、色的には完全に青に寄る。

プロのカメラマンでこれを使ってる人をあんまり見た事がない(もちろんプロはネガじゃなくポジが主流)。フジ側としても当初から「ハイアマチュア向け」としてはいるものの、よく分からんフィルム。
そのリアラの対抗馬として今回発売されたエクターだけど、やはり「ハイアマチュア向け」という事らしい。
色はやはりコダックだけに暖色に寄るんかな?だったらぜひ使ってみたいっすね。「世界最微粒状性」だし。
ただリアラとの大きな違いは、このエクターのすごいところでもあるけど、スキャニングを予め想定し設計されているところ。

で、値段は世界最微粒状性なのに、同社の上位フィルム「Portra(ポートラ、感度は160〜)」より安い。噂によればポートラが高いのは、コダックがポートラの開発に相当の資金を投入したかららしいが、今回のエクターでその技術の円熟を感じさせてほしいものです。

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