サビレにシビレ
Sがやっとのことで引っ越したんで、近頃週末は京成線の「お花茶屋」を徘徊しています。
京成線と言えば成田空港行きのスカイライナーで知られてるんだけど、あれの各停で京成上野から15分ほどのところにこの駅はある。
今は退職した父親が以前東京出向の際、この辺に住んでたんで多少知ってたけど、思いっきり下町。いや、葛飾区だし。
親父が住んでたのはこれのさらに奥で、映画「寅さん」で有名な帝釈天の近くだった。
もちろん女の子が憧れるような、いわゆるオサレな感じは一切ないと言ってもいいので(笑)、またなんでこんなところに引っ越しちゃったんだろう、などと思いもするが、個人的にはそれほど嫌いでもない。
しかもこの前まで川崎に住んでたSには、職場が上野にあるんでこっちの方が断然便利ではある。
ここお花茶屋は実際に行ってみると、どちらかというと整備されてきれいな印象を受けるけど、やはり下町には変わりない。
あるのは煙突と、錆びれたパチンコ屋と、飼いならされた野良猫と、ジャージ姿のオッサンたちだ。
駅を北側に降りると、これまたしみったれた商店街がある。Sの家にはこの企業努力最小限の商店街をひたすら通り抜けていくんだけど、実はここが結構ヤバい。
下町なんで、もちろん開店してんだかどうか分からない、もしくはそもそも何の店か分からない店が見当たるけど、それよりヤバいのは店頭販売だ。
焼き鳥とかウナギの蒲焼とか、店頭できったない出店みたいに焼いて売ってる。
これがチョー美味そうなのである。
くぅ、やめろぉ、やめてくれぃ!買ってしまうでわないか!(とか言いつついまだ手つけず)
ちなみに気付いたのが、K氏の住んでる西東京に比べ全体的に物価が安い。
あとここには西東京では今は亡き八百屋や魚屋、さらにはタバコ屋まである。
タバコ屋って中にばあちゃんが座っててテレビ見てたりするあれ?ってまさにそれである。
確かにたまに見かけるけど、それが一本の商店街に2、3店あるからすごい。
そして極めつけはこの商店街が終わるところにあるケーキ屋だ。ここは本当の意味ですばらしい。
なぜかというと、「抹茶ロールケーキ」なるブギウギなアイテムがあるからだ。
んー、なんて粋なんだ!只今抹茶がマイブームなので、これはひとたまりもない。
ショーケースにいつも一本だけ置いてあったのを、衝動を抑えられず即買い、即食い。
これがデラうま!Sと二人で一本ペロリといってしまいました。
ぜひまた賞味したいものです。
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