Last Linz and Frankenstein Part 3
何で今更ダルムシュタットみたいな僻地に行くんだろう。そこに何があるんですか?
お教えしましょう。ダルムシュタットの南5kmほど行ったところには、他でもないフランケンシュタイン城(公式HPはこちら)があるのだ。バーン!
作品で怪物シリーズを作ろうとしてたんで、ここは絶対に帰国前に行っておきたかった。
前日Bad Kreuznachで寄り道をしながらもダルムシュタット到着。
2泊ほどしようととっておいたホテルにチェックイン。
その日は夕暮れ時を街中を散歩し、休むことにした。
そんで翌日、ついに念願のフランケンシュタイン城へ。
ルーティングでは10分で到着のはずが、迷いに迷って45分。
フランケンシュタイン城はその名の通りフランケンシュタイン所縁の地(フランケンシュタインについてはこちらをどうぞ)。
そんで当たり前だけどここにフランケンシュタインがいるわけもねぇよな、って思って油断してたら、なんとやっぱりいた。。。!?
。。。ニャンコ。イヤン。
日なたぼっこだろうか、きっとフランケンシュタインの昼間の姿なんだろう。
やっぱりあんまり可愛くない。
それはともかく大体全体を見学してから、ペンタックス67での撮影に移る。
肌寒い中でも撮影が長引きだしたところで、寒がりSはリタイアし車で待機。
なぜかここの駐車場では日本人らしきオッサンたちがいて、付近の山道を使って車のドライビングテストをしていた。
だいたい気になるところはすべて撮影し、ダルムシュタット市内へ戻る(左の写真はダルムシュタット市内の広場にて)。
なかなか味のある城だった。
とりあえず目的地での撮影には満足だったが、もっと撮りたい欲求にかられる。
しかも止まっていた安ホテル、Etap(HPはこちら)には専用駐車場がなく、駐車料金を払わないといけなかった。
じゃあもう一回ドライブに行こうかってことになる。
それでまた南に車を走らせてみた。
しばらく行った後、Sの「あっこにもお城あるよ」という言葉のままに立ち寄ったのがAlsbach(アルスバッハ)というところ。
Sの住むLinzの近くにはよく似たAsbach(アスバッハ)というところがあるので地名を覚えてしまった(笑)。
ここにあったのがAlsbacher Schloss(アルスバッハ城)だった。
ここがまたいい感じのところで、フランケンシュタイン城に比べて観光客も少なく、管理の人すら見当たらない。
偶然にまかせて行ったんで、この城の背景など全く分からないけど、周辺の風景がオレの求める感じにすごくフィットしていた。
撮影が終わる頃には、夜にも来てみたいと思いはじめていた。
ここで今までの写真生活上、もっともイタい失敗することになるとは知る由もなく。。。
ペンタックス67は電池駆動なのを知っている方は多いだろう。
ずっとバッテリーチェックボタンで確かめてたんだけど、残量が怪しかった。
不安で立ち寄る所々で電池を探してはいたものの、なぜか見つからず、でもとりあえずシャッターは下りていたんで(ペンタ67は電池がなくなるとシャッターが下りなくなる)、大丈夫だと思い夜の撮影に臨んだ。
ご想像の通り、バッテリー切れをかましてしまったのである。
「夜=長時間露光」だけど、その長時間シャッターを開いておくだけの電池残量がなかった。
この夜がまた天気も最高で、月まで見えていただけに異様に悔やまれる。
まあでもどうしようもないことはどうしようもないっということで、すぐに引き上げ。
Sは夜の暗い森の中、完全にビビってた(笑)。
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