Last Linz and Frankenstein Part 2

2008年3月29日

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とりあえず引っ越し作業は一区切りして、旅行に出てみた。
とはいうものの前の日のBIONADEの件もあるし、Sは年金の手続きでAndernach(アンダナッハ)まで行かないといけなかった。
そんな細々した用事を何とか昼までに終わらせて旅路につく。

まずはBad Kreuznach(バート・クロイツナッハ、マップはこちら)まで。
この地名を聞いてピンとくるカメラファンは多いだろう。
そう、ここはかの、伝説の広角レンズSuper Angulon(ズーパーアングロン、「スーパーアンギュロン」は英語読み)などを生み出したシュナイダー社(HPはこちら)誕生の地だ。
社名の中に必ずKreuznachと入っているのはそのせいである。
ちなみに本社は幾度かの引っ越しを経たものの、現在もBad Kreuznachに存在する(詳細はこちらでも)。
現在はデジタルのあおりを食らって、提携先であるペンタックスのレンズに社名だけを入れて販売するほど落ちぶれたシュナイダーだけど(検品はしてんのかなあ)、大判、中判レンズはほんとにすごいものを作ってます。
ちなみに地名の頭につく「Bad」はドイツ語で「風呂」や「浴場」を意味し、地名についた場合はそこが昔(もしくは今も)休養地だったことを意味する。

そんなシュナイダー創業時の工場があったとされる、シュトロームベルガー通りを見てみたくって車を走らせたわけだった。
あと単純にどんなところか見てみたかった。

で、どうだったかっていうと、何にもなかった(笑)。
現在は閑静な住宅街になってて、想像してたのとはちょっと違ってた。
でも何て言うんだろう、雰囲気はある通りでした(ホントかよ)。
トップの写真はシュトロームベルガー通りにあったワイナリー。
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街自体はどうかっていうと、古き良きドイツの小都市って感じでした。
もちろん精密機器を製造するにあたって必須ともいえる豊富な水源が街を貫いてて、高低差もありなかなか楽しい街だった。
当初からBad Kreuznachは寄り道のつもりだったんで、この辺で切り上げてダルムシュタットへ向かう。
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